怒鳴ってしまった日でも、親子の関係はやり直せます。
一度の出来事で、あなたがこれまで積み重ねてきたものが消えることはありません。
今夜できることと、次に同じ場面が来たときのことを書きます。
1. 眠っている子に、ひとこと伝えましょう
起きていれば直接、寝てしまっていれば寝顔に。
「さっきは大きな声を出してごめんね」だけで足ります。
伝えることが大事です。
聞こえていなくてもかまいません。これは、あなた自身が区切りをつけるための言葉でもあります。
2. 理由は説明しなくても大丈夫です
「あなたが○○したから」を付け足すと、謝罪が条件つきになってしまいます。
声の大きさについてだけ謝る。それだけで、子どもには伝わります。
3. 自分を責めないでください
今日できなかったことを思い返し始めると、あなたの夜はどんどん長くなります。
明日の朝、いつもどおり「おはよう」と言えれば、それだけで子どもの心はいつもどおりに戻ります。
怒鳴ってしまう原因は、多くの場合あなたの性格ではありません。そのときに残っている余裕の量です。
同じ場面でも、余裕がある日はやさしく言えています。
違うのは子どもの行動ではありません。そのとき、あなたに残っていた力の量です。
そして、親子の関係は一度のことでは決まりません。
愛着の研究では、ぶつかったあとに元へ戻る経験そのものが、子どもの安心を育てると考えられています。
いつも完璧でいる親より、ずれても戻ってくる親のほうが、子どもにとっては分かりやすい存在です。
「やってしまった」と感じている時点で、あなたはもう戻ろうとしています。
地域の子育て支援センター、保健センター、かかりつけの小児科に相談できます。
「まだそこまでではない」と思う段階で話しておいて大丈夫です。そのほうが、あとが楽になります。
一時保育やファミリーサポートも、困り果ててから使うものではありません。
自分がどんなふうに子どもと関わりやすいかは、わが家のこそだちタイプ診断(18問・約3分)で見られます。